イメージサイズ:450×375mm シルクスクリーン 限定枚数:250枚

額装価格 440,000円(税込)SOLD OUT

アメリカ中で、大いに運河を活用して、楽しんでいるのは、フロリダ州だろう。
そのフロリダの中でも最も典型的な所がフォード・ローダディールだ。
15年くらい以前より数回に渡り取材しているが、いつ訪れても水上都市の素晴らしい環境を見せつけられる。
なぜ、日本には運河都市がないのだろうか?
海に囲まれていて…瀬戸内海など、運河に適した多くの地形を持って、水に恵まれた豊な国土があるのに、どうしてないのだろう。
何万という港があるにもかかわらず、そのほとんどが漁業中心で、他の用途がほとんど選択されることなく現在に至っている。
生産そして生産、GNP上昇、漁業の国益、仕事が生きがい等々、運河など作って遊んでいる場合ではない、働きなさい…!
こんなことばかりをしてきて、気がついたら、自分達の安らぎの場など、どこにも作っていなかったのだ。
アメリカのカナル・シティは決して上流社会の贅沢ではない。
ごく普通のよく働くアメリカの中流の憩いの場なのだ。
高速道路や橋も必要だが、憩いの都市も考えなくてはならないと思うのだが、どうだろう。
適当な大きさの家があって、家の前の美しい運河に自分のボートが停泊している。こんな家に生涯を暮したい。