当ギャラリーより鈴木英人に制作を依頼した「神戸シリーズ」4作品の紹介です。神戸の人気観光スポットを英人ならではの視点と思い入れで描いています。

神戸ハーバー 2006年 イメージサイズ:332×438mm E.M.グラフ

神戸ハーバー

神戸のハーバーは美しかった。この“シンフォニー”という客船も白く美しかった。ポートタワーを中心にメリケン波止場を描いて欲しいとのリクエストに答えようと波止場を隈なく歩いて取材した。かくして、この一枚が出来上がった。

神戸北野通り 2013年 イメージサイズ:338×475mm E.M.グラフ

神戸北野通り

昔、神戸はコートダジュールのロケーションに似ているんだと耳にしたことがある。神戸と地中海、そして瀬戸内海が地形や気候も似ていて、…山が海岸線に近く、平野が少なく、まさにコートダジュールなのだそうだ。そんな神戸の六甲山のふもとの北野通りのゆるやかな坂を登っていく道すがら、いかにも洋風なヨーロッパの香りの漂うお店が軒を並べていて、やたらとエキゾチックな想いにかりたてられるのは、やはり、フランスのニースやカンヌの坂道に似ているからだろうか、…。少し潮風の混じった空気を楽しみながら、ゆっくりと2時間ぐらい歩いた。

北野 風見鶏の館 2006年 イメージサイズ:483×315mm E.M.グラフ

北野 風見鶏の館

神戸はぼくの好きな日本の都市だ。何度も訪れているが、ある時神戸を描いて欲しいとのリクエストが入った。神戸の市内や港を取材して廻った。神戸港や中華街、北野の風見鶏の館など3日程かけてこの絵ができた。

サンセットクルーズ 2013年 イメージサイズ:328×455mm E.M.グラフ

サンセットクルーズ

Day Begins to Sunset 陽が昇り、そして陽が沈むまで、人生の大半をこの海峡の美しさに魅了されて、ヨットマンになった。色々な船を乗りついで人生の素晴らしさを堪能できるようになったのは、この地でヨットに生きる事を決めた時からだ…。ぼくは、明石大橋の公園でこの光景を見ながら、あるヨットマンの人生を想い起こしていた。その人は、今湘南でヨットマンとして生きている。ヨットに生きるアクティブな人生は、羨ましい程輝いている。